気ままな旅【東秩父の峠めぐり その二】

2025年8月7日

 

クラブのライドイベントのコース検討でここの所毎週のように足繁く通っている東秩父。

 

お陰で上りの練習にもなるかと思ったが、久しぶりの10月のトラレースはまったくフラットな千葉シティなんだよな~と、それでも気持ちの良いサイクリングをしてきて満足なすずきじゅんです。

#とても楽しい東秩父の峠ライド

#一歩道を間違えると激坂に苦しめられるから要注意

 

 

 

 

前回の試走でいい感じなルートができたのでなんか行けそうと思ってたら、知り合いからイベント予定日は定峰峠のヒルクライムの大会ですよ~とお知らせがあり、そりゃこまったとヒルクライムのコースやタイムテーブルを確認して、念の為に他のルートも見に行かなきゃと今回のライドになった。

 

どこに車を止めようかと調べていたら、波久礼駅の駅前駐車場がなにやらローカルでゆるゆるで良さそうなので今回はそこに車を止めようっと。

 

小湊鐵道の駅舎めぐりを思い出すなぁ。

 

 

 

 

まずは駅で駐車料金を払ってと看板に書いてあるが、はて駅員さんいるんかいなと思ったらやはりこんな感じだった。

 

 

 

 

こまかいのあるかなとか、ボールペン持ってたかなとか車の中をごそごそとしたらありましたよ小銭とマジックが。

 

回収箱に駐車料金を入れた用紙をいれて車を止めてスタート。

 

 

大分暑いから今回はいつもより早くスタートしたいと頑張って早起きしたんだけど、あきる野ICに乗るほんと手前で「あれっ、シューズ積んでないんじゃない??」とドキッとして、家にいるかみさんにLINEしたら「あるよ」だって。高速に乗る前で助かった(天の声)

 

そんなこんなで家まで戻って出直してと、結局いつもと同じくらいのスタート時間。

 

それでも早朝は早朝だから朝の空気が気持ち良い。

 

 

 

 

前回の記事を上げたら、ところで皇鈴山は行った?と知り合いからコメントが入り、それは全く知らない名前だったので調べてみたらなんかすごい景色の所。

 

これは行くしかないと、前回苦しめられた釜伏まで波久礼からの違うルートをたどる。

 

こんな水飲み場で補給もできるじゃないと思ったら煮沸してくださいとのことだった。

 

 

 

 

前回走った三沢から釜伏峠までは激坂が続きひたすら目の前の道ばかり見ていたが、この林道は途中から右手にはるか長瀞の町を見渡しながら進み、天気が良ければこんな景色の中を走らせてあげたいな~と思わせる良さがある。

 

とは言え一生懸命走っていると、大して景色も見てないんだよなーと思ったり。

 

 

 

 

と、余裕を持って釜伏峠到着。

 

そしてここから皇鈴山を目指してみる。

 

 

 

茱萸ノ木峠から左にそれていき一度激坂を下り、そこから上り返しだなとえっちらおっちらやってると前方に空が広がってる。頂上だ。

 

そして、到着!と思ったと同時にすんごい景色が飛び込んできた。

 

すごいものに出会うと言葉も出ないもの、幸い誰もいなかったのでベンチに腰掛けてゆっくりとこの景色の中にたたずむ。

 

かみさんと娘にも見せてやりたいから、今度のE-Bikeファミリーライドはここにしてみようかしらと考えてみたり。

 

 

 

 

毎度のことながら最初に良い場所に来ちゃうともう十分な感じになっちゃうが、任務遂行のため一度R294まで下りて、前回走れなかった二本木峠への林道二本木線を上りなおす。

 

 

 

 

前は二本木線の1本横の三沢坂本線を走り、その道は頂上までの距離も短いため勾配もきつかったが、二本木線はうねうねとつづら折りで上っていくので思ったより走りやすい。

 

勾配もところどころキツイのだが、休める区間があったり全体を通して7%ちょっとの感じなので、もっと激坂を想像していたから大分楽に上りきった感じだった。

 

上に行くと牧場が広がり遠目に牛さんの朝食風景か。

 

 

 

 

高原牧場からは長瀞側の三沢までの下りだが、違うルートを走ってみたかったので粥仁田峠の方へ入ってみた。

 

こちらの林道もいい感じだなと思って下っていったら、あららの砂利道。

 

 

 

 

砂利道も多分途中までだろうからといつもなら行くのだが、なんか今回はやめておいたほうがいいかなという気がしたのでUターンして元の場所まで戻り、三沢まで下っていく。

 

 

 

 

R82まで戻ったら、次は今回のイベント探索で地図上たまたま見つけた棚田を見たくて横瀬まで走ってみた。

 

秩父は札所巡礼道があり、ところどころ札所の案内板がある。

 

県道からそれて走っていたら青空の下前方にいい感じの神社があり、立ち寄ってみたら語歌堂という5番の札所だった。

 

小さな仁王門の中の少し可愛げな仁王様に挨拶して本堂へ立ち寄った。

 

 

 

 

そしてここから道をそれると、目の前にどかーんと武甲山を眺める田んぼ道に出る。

 

今まで秩父も何度も来ていてこの近辺も走っているが、いつもはメインの県道ばかり夢中で走っていたので、裏道にはこんなにいい場所もあったのかと思わせてくれる。

 

やはりそれて出会う道の楽しさだな。

 

棚田もこれから色を変えていくのかと思うとまた来てみたくなる。

 

 

 

 

さぁてと今回はもういっちょ美の山公園にも上ってみようと思ったので、さっき高原牧場から下りてきた道までまず来た道を戻る。

 

そこから公園に直登する道があるから行ってみようと思ったら工事中で通行不可。

 

しかし本来進むべき道は見るからに超激坂(よくよく考えたら直登だから激坂よね、風張林道みたいに)なので工事中で良かったのかも。

 

想定外は毎度のこと、それでは他の道をととりあえず探しながら上っていくことにしたが、走ってみれば結局他の道も激坂じゃんと思いながら途中止まり止まりスマホでマップ確認しながら行ったり来たり。

 

 

 

 

こんな道もまぁ左よね、とひたすら上っていく。

 

途中から公園観光道路という道幅の広い道に出てそのまま公園まで。

 

 

 

 

しっかり上がってきたので公園からの景色も良し。

 

あとはぐるりと皆野の町まで快適ダウンヒル。

 

 

 

 

公園からの下りは木陰が多くとても快適だ。

 

ただ木の影と陽のあたり具合で道路がまだらに見え、路面状況がつかみにくかったので十分注意しながら走った。

 

それにしてもROVALのラチェット音(ギャーと結構うるさい)が聞こえないくらいセミが頑張っていて、夏を感じさせる一時だよな。

 

 

 

 

皆野の街へ降り、道の駅みなのでしばし休憩をしてから南桜通りを走り、観光客で大賑わいの長瀞駅前を通り過ぎ、北桜通りを走ってから荒川をまたいで白鳥通りを波久礼へと向かう。

 

桜通の名の通り道の両側がびっちりと桜の木なので、その時期に走ってみたいが人もすごく多いんだろうなとか考えながら走っていく。

 

ずっと荒川に沿って走っているのだが、川を眺めることはほとんどできないのが残念で、白鳥通りのここ↓が橋以外の唯一の川との風景を見られる場所なのかな。

 

 

 

 

さて波久礼まで戻ってみたが、地図を見ると上の方に円良田湖というのがある。

また上るのかと思ったが、そうそう来る場所でもないので足を伸ばしてみることにした。

 

線路道から少しそれると、西行云々の看板が目に入ったので立ち止まって読んでみる。

 

西行がここ寄居町末野にやって来た時に地元の子供達との会話から、自らの未熟さをみてこの橋から戻ってしまったらしい。

 

と、そんなものを読みこの風景の中にいると、ただの橋のはずなのに意味が宿ってその時の景色が見えてくる気がするのもまた楽しい。

 

 

 

 

円良田湖は釣り人で賑わう湖なのか、そんな雰囲気の湖だった。

 

そして小さなダム湖なので一周走ってから波久礼駅の駐車場に戻った。

 

 

 

 

なんか結果盛りだくさんのライドとなってしまったので、食べる場所とタイミングが合わず補給食でやり過ごして来たが、さすがにお腹が空いたので帰りの高速のSAでおそば食べて本日終了。

 

 

 

 

まだまだ魅力的な所がありそうなのでいつかのお楽しみにしよう。

 

ではまた!